WORK
実績
縫合する家
構造設計
コンピュテーショナルデザイン
長野市の中心市街地に位置する、大正時代から増改築を繰り返し受け継がれてきた意匠設計者の自邸の改修です。 場当たり的な増改築により、空間、構造、環境が分断された建物を、貫を用いることで、ひとつに「縫合」することを目指しました。構造的には、これまでバランスが悪かった耐力壁の配置を整え、貫を制振要素として挿入することで、建物に新たに地震力を吸収する機能を付加しました。検討にはRhinocerosやGrasshopper、OpenSees等を用い、多くの調整が必要となる貫の設置について、パラメトリックスタディを高速に行える仕組みを作成することで、諸条件を満たす貫を用いた柔らかい構造を実現しました。